秋のハイキング
11月24日(月)

 先日のハイキングは、穏やかな天候に恵まれ、年少さんたちでもゆっくりと落ち葉のなかを自分たちのペースで歩くことのできる一日となりました。日中は暖かくお弁当を食べる頃は、半袖のシャツが丁度よいぐらいの陽射しでした。
子どもたちは、なぜか物を拾うことが大好きで、何かみつけると袋に入れて集めます。どんぐりに、赤や青色の木の実や色づいた葉っぱ、枝やツルなどなんでも拾います。なかには、押すと潰れてなかから“胞子”?が噴き出すようなキノコのような植物なども袋にしまい込んでいる子もいたようです。また、秋なのですが芋虫のような幼虫の大群が何かに群がっていたり、バッタやクモなどの生き物に立ち止まり観察するような姿も見られました。また、ボランティアで参加しているおじさんがツルを丸めてリースにしたり、かぶりものにしてくれて、子どもたちが喜んでいる姿も見られました。
 この日は、どの場面を切り取っても、大きなお兄ちゃんやおねえちゃんに手を引かれたり、仲間で歌って歩いていたり、お兄ちゃんにくっついて冒険したり、子どもの姿を楽しみその時を満喫していたりなどと“歩くことそのものを楽しむ”といった様子を見ることができました。大人が作った“子どもを楽しませよう”というものがない自然の山道で、こんなにも素朴に楽しみ感じることのできる子どもたちの中に、たくましさを見ることができたようにも思いました。
何もないなかで楽しみを見つけられること、素朴な自然のなかで五感をとおして感じられること、この楽しみのために躍動的に体を動かすことなどが自然とできるような子どもたちとなるために、私たち大人が今、子どもたちに必要な環境や生活を大切に考えなければ、とも考えさせられました。



1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 次へ >