秋の遠足
9月25日(金) 茨城県かすみがうら市
 
  春の地引網遠足に続き、この秋の収穫遠足も朝からの雨となってしまいました。前日の会議では、赤ちゃんを連れた家族が多いことや、春の遠足の海の家とは違い“休憩所”や“更衣室”がないこと、また、寒さを感じる気温であることなどが確認されるなかで“雨の一日を楽しむ”というテーマを持ち、雨の中の梨狩りと栗拾いを行うことを決めました。この時点でまとまった雨が降るということが想定されていたため、芋ほりは断念することにしようと確認しました。バスを汚さないための身体を洗うことや着替えにかける時間やバタバタ感、そして寒いなかで無理をすることを切り捨て、雨をゆっくり楽しむことを優先しました。
出発後の各バスの車内では、レイチェルカーソンの「センス オブ ワンダー」の雨の日の一節が朗読されたり、お母さん方の子どもの頃の、雨の日に楽しんだことなどを話してもらったりなどして、到着すると雑木林が続く田舎道を、クラスを分けるようにして小さくしたグループでゆっくりと雨のお散歩を楽しみました。300名を越える団体なので、クラス同士が重ならず、鉢合わせしないこと、栗、梨、広場で走る、散歩、芋畑散策などの待ち時間がなく静かに楽しめるよう計画を進めました。
今回、芋ほりはできず子どももお母さんも悔しい思いをした(途中雨が止んできたこともあり)のですが、各場所でゆっくりと虫を探したり、雨の中を思い切り走り回ったり、保育で楽しんでいるダンスや電車ごっこをお母さんたちに披露したり、林のなかを探検に年長児だけで出かけたりと、さまざまな雨の楽しみ方が見られました。
お散歩途中のお母さんたちの声では、「レインコートを着て準備して(覚悟して?)出かけると楽しもうと思えた」とか「視点を変えるとこんなに楽しいものなのですね」という声も聞かれ、子どもの楽しんでいる姿を見てお母さんたちも“楽しもう”という思いでいてくださったことも感じることができました。しかしながら、赤ちゃんを連れたお母さんたちの朝早くからの、雨の中の自転車での集合や大荷物を抱えてのご苦労も覚えておかなければならないと思わされました。
ほんとに皆様ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。皆様、雨の日の一日はいかがでしたでしょうか?


1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |10

次へ >