林間保育 新潟県八海山スキー場にて
7月23日(月)〜25日(水)
20数年の間、毎年活動してきた群馬県を離れてから、この地での2回目の林間保育となりました。まだまだしっくりこないところもあるのですが、この場の良さを生かして今年も計画していきました。“しっくりこない”とは、2日目の適度に楽しんで歩くことのできる山登りの場所が見つけられていないなど、楽しみ方が作られていない?見えてこない部分がある、ということだと思います。
とは言いながらもこの地で2回目の挑戦であるために、楽しみ方も少しずつ見えてきたようにも感じています。たとえば、宿前のひらけた草原は、生活する宿舎と隣接しているため何気ない時間に子どもたちだけで出てきて過ごすことができるのです。このことは、大人の旅行のようにイベント的に催し物を行うのではなく、宿での生活と繋がるように?子どもに合ったスケールで?その宿前の草原を使い、虫花チームは花束をたくさん作りパーティーの準備をしたり、森にクワガタやかぶと虫を捕まえに行き、料理チームは火を熾して芋を焼き、園の活動で作ってきたジャムや梅干しを持ち込み食事やパーティーで使いました。また、探検チームは目の前のスキー場の森のなかに入り込み四つん這いとなったりロープを使って山の崖のような斜面を登り下りを楽しみ、歌チームは、レモネードを作りながら楽しかったことを言葉にして集め、歌を作り歌い続けました。
このように、3日間の生活はクラスの10名ほどで過ごしますが、クラスを越えて自分たちの希望で4つのチームに分かれ1か月ほど前から準備をして活動してきました。現地ではどのチームもバスで連れまわされるのではなく、目の前の広場や森へ自分たちの足で歩き、子どもたちのペースや楽しみ方を尊重し活動することができたのではないかと感じています。
この林間保育をとおして、今後の生活で先生や親に依存ばかりしているのではなく子ども自身が“主体的に生活していく”ことのきっかけになることを期待しています。
|