命って・・・? ~神様がくれた宝物~
季節が移ろい、園庭の木々も色づき始めています。
年長の子どもたちはクリスマスの歌を口ずさみながら、プレゼント作りに夢中です。
S:赤ちゃんのイエス様作ろ~。ヨセフとマリア作ったんだ。
T:♪おめでとう マリア~神に恵まれた~ 私天使になりたい。
マリアさんがお母さんでしょ?イエス様の・・・
K:違うよ。神様の赤ちゃんだよ。だからお母さんは神様でしょ? 神様の命から生まれたんだよ。
T:赤ちゃんってお母さんの命から生まれるんだよ。神様は永遠だから、命とかじゃないんじゃない?
保育者:“命”ってどんなものだと思う?
N:心みたいなものじゃない?
Ⅾ:死んだら命ってなくなるんだよ。お葬式に行ったことある。
M:命は神様がみんなに1つずつくれたもの。
K:命は大事。神様がくれた1つの命なのに、死んだらまたあげるって出来ない。ゲームみたいにやり直しはできない。
保育者:どうして命って大事なんだろうね?
N:死んじゃうまでの神様がくれた“宝物”みたいな物だから、大事にしないといけないんじゃない?
H:自分の命がないと生きられない。生きられないと好きな事とか、年長の事とか出来ない。でも命って見えないだよ。
M:見えないけど体の中に入っているんじゃない? 肌色(皮膚)の中に入っているんじゃない?
H:Hは違うと思う。中に入っているとかじゃなくて、命があるから、遊んだりプレゼントを作ったりできる。今、プレゼントを作るのがすごい面白いけど、命がないとそうゆう自分が楽しいと思うのが出来ない。
Ð:人間の命って、難しい。大事なのに見えない。どこにあるのかわからないけど、大事なもの。
子どもたちは大人が思っている以上に、様々な事に思い巡らしています。保育者が何かを教えるのでは
なく、子どもたちと一緒に“考え”“感じ”“心を動かす”事を楽しみたいと思います。
(保育者より)