今日は、パンツだよ
年少のM君、大好きなカタツムリの話しをしたり、はさみで無心にご馳走を作ったり、「〇〇先生、これやって」「△△先生、見て!」と新しいクラスにも保育者にも慣れ、関わりも広がって来ました。
おむつで過ごしていますが、きっと今ならパンツに挑戦できるのでは?と思い、「お兄さんパンツ履いてみない?」と聞いてみました。
大きく首を振り、「ドラえもんのおむつがいい」とはっきりとした口調で話します。翌日、濡れたおむつを着替えながら、「1回パンツを履こうね。バスに乗る時におむつにするのはどう?」と聞くと「バスはおむつだよね」と確認しながら自分でパンツを履きました。おしっこが出てしまいパンツが濡れた事に驚いたように涙が出ましたが、新しいパンツを自分で選び着替えました。
保育者はトイレでして欲しい思いもありましたが、「トイレでおしっこするのと、パンツでビジョビジョになるのとどっちがいい?」と聞いてみると「トイレは嫌だ。ビジョビジョがいい」と選び「パンツもズボンもいっぱいあるから、濡れても大丈夫だよ」と、パンツで過ごす時間が増えてゆきました。
1週間ほどたった頃、「先生、今日はパンツだよ。青の色!」と自分から教えてくれ、「ズボンあるかな?」と濡れても一緒に着替え袋を探します。
生活習慣が自立してゆく事はもちろん大切ですが、大人が無理に行うのではなく、その子のタイミングをよく知りながら、一緒に思いを伝え会い取り組んでゆきたいと思います。