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この夏の終わりに“ブ〜ちゃん”(今はブ〜ちゃんではありません)がやってきました。
休み中私の家で共に生活をし、現在も夜は連れて帰る生活をしています。ですから、新学期に子どもたちと名前を決めるまで自然と「ブ〜」と呼んでいたため、「ブ〜」というと反応するのです。うんち、おしっこはかごから出せというように外をのぞき「ブ〜」とうなるように泣き、扉を開くと外へでていき(コンクリートのテラス)の決まった場所でします。人の気配がしなくなると甘えたように小さく「ヒ〜ヒ〜」と泣き寂しがります。撫ぜてもらうと気持ち良さそうに横になり(条件反射か?)眠るのです。また、泣き方が20種類ほどあるらしく人と気持ちのやり取りができそうな?感じもしてきます。そして、かなりな食いしん坊で、食べることで関係付けたり、教えたりするとよいというほど食欲があり、決まった栄養をとる以外は野菜中心でないと大変なことになるようです。牧場でこの子の親ブタを見た時は、この子の親とは思えないぐらい大きく顔がなくなるほどの太り方でした。しかし残念ながら一年ほどでかなり大きくなってしまうようです。
私はあまり動物との触れ合い?が得意ではないのですが、一緒に生活をしていると気持ちが伝わりとても身近に感じるようになってきました。赤ちゃんを抱っこしている時のように話しかけたり“ハーブ”(子どもたちと決めた名前)の出す(要求するような)声に応えていくと会話のようにもなってくるのです。よく夏休みなど子うさぎを家に 連れて帰ってくださると、なんだか仲良くなり園に帰すのが寂しくなると聞きますが、このように子どもたちも幼稚園で動物たちとかかわり仲良くなってほしいと思っています。
2学期が始まり、園庭の牧場(サークル)の中には毎日何匹ものうさぎたちとハーブ、そして子どもたちが飛びまわっています。うさぎがまだ小さくおとなしいため子どもたちは抱っこをしたくて捕まえるのです。大人が見ていると乱暴に抱きかかえられ、投げるように地面に置かれたりと、心配になるような光景が続き「追っかけたらダメだよ」とか「抱く時は座って膝にのせるの」などと何度も声をかけるのです。うさぎやニワトリは特定の人を覚え寄ってくるわけではないので(特に不特定多数の者がかかわる幼稚園では)愛着を持つことが難しいようですが、少しずつ何か感じていきます。「ふわふわだね」「触れたよ」「僕のこと好きなのかな」「これが好きなのかな」「うんちしたよ、大きいね」「お腹熱いね」などと言ったりして、抱いている子うさぎをゆっくりといつまでも撫でているのです。作り物にはない重さとしなやかさ、暖かさと滑らかさ、そして自分の手の中で大人しくしていることを無意識に心地よく感じているように見えます。
なかなか動物に触ることができない子どもたちも、まずは小さな虫などを捕まえたり見入ったりする楽しみを覚え、生き物に近づいて何かを感じてほしいと思います。次の瞬間どう行動するか想像することの難しい動物たちを自分の思いどうりに扱おうと“おもちゃ”にするのではなく、命があり彼らに行動の特性があることを生活のなかで、身体で覚えかかわっていけたらとも思います。友達とのかかわりも含めて、このことの繰り返しが身を持って自然を学び、命を感じていくことのできる生活へと繋がっていくように思うのです。
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